今年度集団健診は中止/コロナで市が決定
「個別」での受診呼び掛け
市は2020年度のがん検診と特定、基本、長寿健診における集団健診について、中止することを決定した。今回の中止は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からの判断で、健康増進課と国民健康保険課ではすでに実施している指定医療機関による個別健診での積極的な受診を呼び掛けている。
市におけるこれまでの集団健診は、がん検診とそのほかの健診とで日程を調整して同時に公民館や保健センターなどで実施してきた。
20年度は10月26日~11月14日までの期間に実施する予定だったが、全国的な新型コロナの感染拡大や島内でも発生していることなどを受けて中止の判断となった。
集団健診については、婦人検診が来年1月12~28日までの間に実施を予定しているが、新型コロナの状況により中止になる可能性もあることから、同検診についても市では指定医療機関での受診を呼び掛けている。
健康増進課では「7月に送付したがん検診と基本検診の受診券には集団健診の日時や会場等が記されているが、今回中止の判断となったので気を付けてほしい」と呼び掛けた。
集団健診の中止を受け、今年度は個別健診での受診のみとなっていることについて、市では「自分の健康状態をしっかりチェックするためにもそうだが、新型コロナは基礎疾患のある人が重症化する可能性も高いので、しっかり自分の今の状態を把握するためにも受診してほしい」と呼び掛けた。
そのほか、市側から受診する際の要望として、受診前の体温測定など体調に問題ないことを確認した上で、マスクの着用と手指消毒、手洗いの徹底も呼び掛けている。
問い合わせは、特定健診が国民健康保険課保健事業係(電話72・4704)、長寿健診が同課後期高齢者医療係(電話72・3751)。
がん検診と基本健診、婦人健診は、健康増進課(電話73・1978)まで。