城東中開設計画を承認/校章、校歌、制服を発表
「進取果敢」で地域の誇りを/市教育委員会
2020年度市教育委員会の第9回定例会が27日、市役所城辺庁舎で行われ、城辺地区統合中学を開設するための実施計画が満場一致で承認された。実施計画では城東中学校の校章、校歌、制服などが発表された。
同校の校章は同地区の児童生徒から原画を募集し、城辺小(当時)の川満千晴さんの作品が選ばれた。校章は同地区のシンボルである灯台を中心に、学びに向かう強い意志をペン先に表現している。
校歌は砂川学区出身の宮里尚安氏が作詞、城辺学区出身の嘉手苅美智恵氏が作曲した。開校式などで全校児童生徒が歌えるように開校前から指導する。
制服は3業者6点の制服の中から各校の児童生徒、保護者を対象にコンテストを実施。男女ブレザータイプの制服が採用された。
同校の校訓は「進取果敢(しんしゅかかん)」で同地区の4中学が一つとなり、それぞれの出身地域の誇りを胸に、共に学び、共に考え、新たな誇りを身に付ける学校を目指す。新たな学びは仲間と共に主体性を発揮し、学ぶ課題を生徒自身の手で解決し、自らの手で学びを引き寄せる学校教育を目指してほしいという願いを込めて設定した。
施設設備は既存の校舎と新校舎の間に生徒の交流を促す交流広場の設置や普通教室(3室)、特別支援教室、技術室、理科室、図書室、音楽室、食堂など併せて一体的な校舎として建設。
外構整備では植樹エリア、多目的ヤードの確保、駐車場の増設、スロープ、バスロータリー、通路用シェルター、バス運行のために校門の幅を広げ新たに設置する。
福嶺校区、城辺校区、砂川校区の生徒の登下校に係る安全確保および保護者の負担軽減を図るためにスクールバスを導入して運行するなどの計画が承認された。