家族、親族を守ろう/下地市長
旧盆中「慎重行動を」/コロナ緊急事態宣言延長で
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策で、県が29日までとしていた県独自の緊急事態宣言を1週間延長し、9月5日までとしたことを受け、下地敏彦市長は28日、市役所平良庁舎で会見し、「引き続き県の方針に沿った感染防止対策に取り組んでほしい」と市民に呼び掛けた。旧盆期間中(31日~9月2日)は「慎重な行動をしてほしい」と訴え。一人一人に、家族や親族を守るための感染対策を求めた。
市は同日開いた対策本部会議で幼稚園、小中学校を従来の方針通り、9月1日に2学期をスタートさせることや、市の管理する公園など施設の休業・閉鎖を継続することをそれぞれ確認した。
幼稚園、小中学校については①28日時点での、市内の感染者数、感染状況から広がりは限定的②学校・園における感染予防対策が周知徹底されていることから、感染するリスクを低減する対策を講じながら教育活動が可能③児童生徒の学びの保障を確保し身体的な落ち込みを防止する必要がある-として9月1日から再開する。感染者が発生した学校については臨時休校とする。
31日からの旧盆について下地市長は「高齢者を中心に親戚一同が会する機会になるが、新型コロナウイルス感染症は高齢者や基礎疾患がある人が重症化しやすいことがはっきりしている。過信をせず、一人一人が大事な家族、親族を守るために感染対策を考慮した慎重な行動をしてほしい」と呼び掛けた。
加えて「島内で感染拡大を防ぐために、市民にもう一踏ん張りしていただき、不要不急の外出自粛を徹底し、特に会食や会合への外出は控えてほしい」と重ねて呼び掛けた。