公園利用、市民に誤解?/県緊急事態宣言解除
本来はきょうから施設開放
県独自の緊急事態宣言が5日いっぱいで解除された。しかし、同日には市が管理する公園では家族連れが見られたが、民間事業者が指定管理となっている一部の公園は閉門されたまま。利用できると思った一部の市民が開門を待つ姿があった。同宣言は5日までで、公園閉鎖も同日まで。利用できるのはきょう6日からで、一部市民の間で誤解があったようだ。
公園の利用について、市は「本来の開放は6日だが、週末でもあるので、すでに開放されたと思った市民が遊びに訪れていたと思う。緊急事態宣言が解除された後も、油断することなく3密に配慮しながら利用してほしい」と呼び掛けた。
カママ嶺公園では、朝から子どもたちが元気に走り回る姿が見られた。
一緒に来た保護者は「きょう(5日)から遊んでいいと思っていた」とびっくりした様子だった。
一方、指定管理となっているパイナガマ海空すこやか公園は、朝から公園を利用する目的で訪れた市民が開門を待っていたが、この日は開放されないことを知ると残念そうに公園を後にした。
同公園内でウオーキングをしていた男性は「門は閉じられていたが、きのう(4日)で緊急事態宣言は解除されたと思っていた」と苦笑いした。
車内で長時間、門が開くのを待っていた男性は「てっきりきょうから使えると思っていた。久しぶりにウオーキングしようと楽しみにしていたが残念」とがっかりとした表情だった。
市教育委員会が運営する未来創造センターやマティダ市民劇場などは8日からの開館を予定している。