規模縮小で最後の運動会/城辺地区3中学校
コロナ対策に力、思い出づくりへ
来年4月に統合され、城東中学校となる城辺地区4中学校のうち休校中の福嶺中学校を除いた各校では、新型コロナウイルス感染防止対策を立てながら最後の運動会の開催を目指している。学校側は規模を縮小し、密にならないようにプログラムの種目などを工夫して「生徒たちに何とか最後の運動会をさせてあげたい」と頭をひねっている。
城辺陸上競技場では9日、城辺中学校の生徒たちが運動会に向けて、リズムダンスの練習で汗を流していた。
同校は城辺小学校、城辺幼稚園との合同運動会となるので密を避けるため、会場を同競技場に移し、児童生徒の待機所、保護者、地域の人たちの観戦場所を分けるなどの対策をとっている。
西里純二校長は「城辺中としての最後の運動会がコロナの影響で盛大にできないのは残念だが、開催することで生徒たちにとって良い思い出づくりになれば」と語った。
生徒会長の長濱瑠璃さん(3年)は「最後なので、みんなの力で運動会を大成功させたい。いつもと違ってプログラムの種目が少ないが、一つ一つを楽しみたい」と話した。
西城中学校では、運動会ではなく体育学習発表会として、授業参観という位置付けで開催する。プログラムは校歌遊戯、リズムダンス、リレーに限定し、保護者のみの観覧で平日に行う。
比嘉豊樹校長は「職員と何度も話し合い、コロナの警戒レベルも下がってきたので体育学習発表会として行うことを決めた。今年は学校行事がほとんどできず、1~3年生の交流が少ないので最後の体育学習発表会は団結して頑張ってほしい」と述べた。
両校とも、組み体操やフォークダンスなどの接触が多い種目は行わず、規模を縮小して開催する。
砂川中学校の運動会は11月8日に開催予定で、詳細はまだ決まってないという。