新庁舎建設 進捗率88%
3階建て来月末に完成/来年1月4日から業務開始
平良西里(市消防本部北側)で建設工事が進められている市総合庁舎の進捗(しんちょく)率(8月末現在)は約88%で、2021年の開庁舎に向けて順調に進んでいる。建物本体の完成は20年10月末を予定し、駐車場や植栽などの外構工事を含めた全ての工事は同年12月に完成を見込んでおり、21年1月4日からは新庁舎での業務が始まる見通しだ。総事業費は約118億円。
市は当初、21年4月開庁を目指していたが、3月、4月は、市民の転出転入に伴う手続きが増加し、窓口業務が繁忙期になることを懸念。混乱を避けるため、現庁舎から新庁舎への移転作業を20年の年末から21年初めに掛けての連休を利用して行う予定だ。
建設現場は市の消防本部北側で、鉄筋コンクリート造りの3階建て(議会棟は4階建て)。敷地面積は3万5664平方㍍。建築面積は9400平方㍍となる。延べ床面積は2万502平方㍍で保健センターを併設する。駐車場は来庁者用、公用車用ともに200台ずつを確保する。また、新たなバスの結節点とし、公共交通の利便性の向上も図っていく。
工事発注時は総事業費105億円と予定してたが、仮設計画の変更や地域外作業員の経費などで計画から13億円増の約118億円を見込んでいる。
振興開発プロジェクト局は「台風の影響もなく工事は順調に進んでいる。今後、台風の襲来も考えられるが来年1月4日には開庁できると考えている。12月議会終了後から本格的な引っ越し作業が始まる」と話した。