城東中開校へ工事着々/城辺地区統合中
校舎新築 来年2月完成
2021年4月の開校を予定している城東中(城辺地区統合中学校)の校舎建築工事が着々と進められている。12日、工事関係者が大型重機などを使い基礎部分の工事を行っていた。新校舎は新たに設置する9教室分で既存の西城中の特別教室などがあった建物を取り壊し、敷地の北東部分にコの字形で1階建ての建物を建設しており、工事費は約4億3300万円。来年2月の完成を目指している。
市では学校規模適正化計画を進めており、城辺地区の4中学校(西城、城辺、砂川、福嶺=15年から休校)を統合して、現在の西城中に来年4月、「城東中」として開校させる。既存の校舎を一部利用しながら新たに普通教室3、図書室、ランチルーム、音楽室、理科室、家庭科室、技術室を建設する。
工事は建築1工区を尚輪興建、建築2工区を共和測建が行う。工期は来年2月26日までで、工事費は両工区合わせて約4億3300万円。1回目の工事入札が不調でやり直しとなったことから、工事開始がずれ込んだが、工事着工からは順調に進んでいると見られる。
また、開校に向けてすでに校章、校歌、制服などが決定している。校章は同地区の児童生徒から原画を募集し、城辺小(当時)の川満千晴さんの作品が選出された。校歌は砂川学区出身の宮里尚安さんが作詞し、城辺学区出身の嘉手苅美智恵さんが作曲。制服は男女ともにブレザータイプの制服が採用された。
一方、統合する4中学校について休校中の福嶺中学校を除く、城辺、砂川、西城の3中学校の閉校式は城辺が21年3月7日、砂川と西城は3月24日を予定している。