本に囲まれ充実時間市/立図書館
一部規制を緩和
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、貸し出し・返却のみの利用となっていた市未来創造センター内の市立図書館が15日から一部規制を緩和し、資料(本・新聞)の閲覧と「おはなし会」が再開となった。
規制緩和初日から館内には多くの市民が訪れ、「知と学びの空間」で、充実した時間を過ごしていた。
徳永美保子さん(36)は乗り物の絵本が大好きな息子の虹太朗くん(5)と叔母の針尾良子さん(63)と一緒に訪れて、虹太朗くんと飛行機や電車の絵本を楽しんだ。
美保子さんは「子どもはとても本が大好きなので、こうして図書館内で一緒に本を読んで楽しめることはとてもありがたい」と笑顔で話した。
新聞コーナーで八重山毎日新聞の紙面を読んでいた60代の男性は「八重山の新聞を宮古で読める場所は少ないので、こうして図書館で閲覧できるようになってとてもうれしいよ」と話し、規制緩和を歓迎した。
市立図書館は、新型コロナの影響で8月8日から臨時休館となり、9月8日から再開となるも本の貸し出し、返却のみで館内での本や新聞の閲覧はできなかった。
今回の一部規制緩和により、座席数を減らした館内で、本や新聞が閲覧できるようになった。
一方で、図書館内での滞在時間については2時間以内とし、引き続きマスク着用の要請や来館時に名前を記入するなどの措置を行うとしている。