懐かしい顔がそろう/聴覚障がい同期生
旧交温め、笑顔の交流
聴覚に障がいを持つ1965(昭和40)年前後生まれの同期生10人が21日、市内の飲食店で交流会を開き、旧交を温めた。「昭和38~41年生まれの宮古ろう者交流会」と名付け、この日は大阪や沖縄本島からの参加もあった。食事をしながら近況を報告し合い、笑顔になった。
交流会の会長を務める下里博章さんは「昨年12月に同期生の1人に会った。その時、みんなで集まって交流会をやろうと話し合ったのがきっかけ。みんなの懐かしい顔を見ることができて良かった。楽しい時間だった」と満足した様子。「次は還暦を迎える5年後に集まろうと話がまとまった。次はもっと多くの人が集まると思う」と再会を楽しみにしていた。
当初はゴールデンウイークに開く予定だったが新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が出されたことから、延期し、秋のシルバーウイークに変更したという。この日は食事をし、ゲームを楽しみ、最後はそろって記念写真に収まった。
同期生らは「風しん」の大流行時に聴覚に障がいを持って生まれ、多くが北城ろう学校宮古分校、沖縄ろう学校などに通った。ろう学校ではなく普通高校に通った人もいた。