04/15
2025
Tue
旧暦:3月18日 友引 甲 
政治・行政
2020年9月25日(金)9:00

来年の成人式典中止に/宮古島市

3密回避し困難/新成人応援で1万円支給
市議会一般質問 狩俣氏へ答弁


成人祝い金を支給すると発表した下地市長=24日、市議会議場

成人祝い金を支給すると発表した下地市長=24日、市議会議場

 市は2021年1月の成人式の式典を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、式典は「3密」が避けられないことを理由に挙げている。下地敏彦市長は、新成人を激励するため「成人祝い金」として1人当たり1万円を支給する考えを示した。24日の市議会9月定例会一般質問で、狩俣政作氏の質問に答えた。

 生涯学習部によると、これまで市に成人式式典開催についての問い合わせもあった。式典に向けて晴れ着などの準備もあることから、早めに開催の有無を決定したという。

 下地市長は「新型コロナウイルス関連で成人式典ができないのはとても残念に思っている。市としてはホームページや動画投稿サイトで市長メッセージを送るなどの工夫を考えている。また、新成人の未来に向けての成人祝い金を給付し、若者たちを応援したい」と強調した。

 「成人祝い金」は1人当たり1万円で、予算財源や配布方法などについては現在調整を進めている。ちなみに、9月11日現在で住民基本台帳に記載のある新成人は461人。同部では「新成人は毎年500~600人となるため、来年もそのくらいになるのでは」と話した。

 狩俣氏は「新型コロナでさまざなイベントが中止となっているが来年の成人式の式典は開催するのか。市の式典が中止の場合には中学校区などでの開催は可能か」と質問した。

 下地明生涯学習部長は「新成人は全国各地から式典参加のため帰省する。1カ所に集めて式典をすれば3密を避けられず新型コロナウイルス感染リスクが高まるため開催は困難。各中学校の校区単位の開催も好ましくない」と答えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月12日(土)9:00
9:00

「はしご旅」の魅力PR

旅行関係メディア招きトーク 1度の旅行で二つのホテルを「はしご」して異なる楽しみ方を味わう「宮古島はしご旅」を周知するトークセッションが9日、市内の飲食店で行われた。サントリーニホテル&ヴィラズ宮古島、ヒルトン沖縄宮古島リゾートと、両施設の「はしご旅」プランを…

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!