雨に負けず全力疾走/3年に1度の宮高体育祭
第23回宮古高校体育祭が27日、市陸上競技場であり、小雨が降り続く中、生徒らが全力で走った。今回のスローガンは「輝け宮高体育祭!広がる笑顔 汗かく仲間を愛したい!?」。今年は新型コロナウイルスの影響で臨時休校があり、「3密」を避けるために演技種目の練習がままならず、リレーなどの競技種目に絞った。また熱中症対策で午後3時30分開始、午後7時終了に設定した。
開会あいさつに続いて、クラス代表男女各2人で1年生から3年生まで同一数字のクラスでチームを構成した「兄弟学級1200㍍リレー」で幕を開け、めまぐるしく入れ替わる順位に会場は熱気にあふれた。ほかに種目は100㍍、学年別のホームルームリレー、障害物競走が行われ、生徒らは3年に1度開催の体育祭を思い切り楽しんでいた。
津野良信校長は「あいにくの雨だが待ちに待った体育祭の日を迎えることができた。今年は新型コロナの影響で臨時休校やさまざまな行事が中止になった。この体育祭が今年度の初の大きな行事となった。思い切り楽しんでほしい」とあいさつした。
生徒実行委員長の佐和田滉さん(3年)は「コロナの感染が広がる中での開催となり、思うような種目ができないところもあるが開催できたこと、何より生徒に思い出作りの機会を提供してくれた先生たちに感謝したい。最高の思い出を作ることが恩返しになると思うので特に3年生は全力でこの体育祭を楽しみ最高の思い出を作っていこう」と呼び掛けた。
小雨が降り続いたが、会場には多くの保護者が詰め掛け、傘を差してスタンドから声援を送った。