まもる君が現場復帰/田場署長ら辞令交付
20体目、平良交番に赴任
2003年に襲来した台風14号で「負傷」し、しばらく「療養」していた20体目の「宮古島まもる君(通称・みつお君」がこのほど復活し、29日には平良交番前に赴任した。同日、宮古島警察署の田場義浩署長と宮古島地区交通安全協会の新里孝行会長の連盟で辞令を交付し、市民の交通安全意識の高揚などに尽力することに期待した。
「まもる君」はこれまで20体あるとされていたが、活動していたのは19体で、1体の修繕に時間がかかっていた。そのため「幻の20体目」と言われていた。今回の「まもる君」は17年前の台風時に飛ばされたと考えられており、新里会長によると「一部が畑で発見された」という。修復が完了し、20体目の「まもる君」として立番勤務に復帰した。
宮古島署での辞令交付式には田場署長、新里会長、同署の署員、同協会の職員、地域交通安全活動推進委員が参加した。同署の署員が扮(ふん)したリアル宮古島まもる君が「宮古島署管内で1件でも交通事故を減らすため尽力する。みんなで目指そう、交通事故ゼロの宮古島」と抱負を発表した。
また、田場署長や新里会長も「まもる君」を激励するとともに、宮古島から交通事故を減らすための取り組みや飲酒運転根絶に向けて取り組んでいこうとあいさつした。