下地氏4選へ強い決意/来年1月市長選
与党議員団の出馬要請受け
来年1月の市長選で、現職の下地敏彦氏(74)は2日午後、4選出馬の意思を固めた。与党議員団の出馬要請を受け「本気でやろうという気持ちになった」と強い決意を示した。
与党議員団の要請は自民党宮古支部事務所で行われた。事情で欠席した粟国恒広氏を含む同議員団15人の総意として要請。前回市長選では別の候補を推した濱元雅浩氏も出席し、下地氏支持の姿勢を鮮明にした。
代表して佐久本洋介会長が要請文を読み上げた。3期12年の実績に触れ、「その行政手腕は沖縄県のみにとどまらず日本のリーダーたちに認められ、市に向けられる期待と応援を引き出す原動力であることは疑いようがない」と評価した。
その上で、「次世代に持続可能な未来を引き継げるような宮古島市づくりにいま一度頑張ってほしい」と4選出馬を要請した。
これに下地氏は「宮古島市は豊かになったが、まだ終われない。ハード事業とソフト事業のハーモニーが取れるようにしたい」と4期目に意欲を見せた。
報道陣には「総仕上げをしたい」と強調。「後援会も了承し、経済界からもおおむね了解を得られた。環境は整った」と述べた。
下地氏は8日、正式な出馬表明と政策発表を行う。