12日から移動献血/県赤十字血液センター
目標830人 協力呼び掛け/コロナで5月は中止に
2020年度10月期宮古地区移動献血が12日から30日まで行われる。県赤十字血液センターの石垣元晴主事、同宮古地区献血推進員の与那覇正博さんらが5日、宮古毎日新聞社を訪れ「目標を達成できるよう、多くの人に協力してほしい」と呼び掛けた。移動献血は毎年、5月と10月に行っているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年の5月は中止となった。10月期は400㍉㍑の献血で830人を目標にしている。
宮古地区での移動献血は、昨年度の献血者数が目標だった1230人を上回る1422人だった。今年度は当初、5月期で520人、10月期で780人の計1300人を目標にしていたが、5月期が中止になったことから、10月期のみ実施で830人と設定し直した。
石垣主事は「コロナの感染拡大で4、5月は企業から献血のキャンセルが相次いだ。現在はコロナの影響も弱まりつつあるが、常に血液が必要な状態だ」と話し、「血液は21日間しか保存できないため、有効利用をするためにも、十分な量を確保していかなければならない。宮古地区からは、多くの献血を期待している」と訴えた。
400㍉㍑の献血は男性が17歳~69歳、女性は18歳~69歳まで(ただし、65歳以上は60~64歳の期間に献血歴があること)、体重が男女共に50㌔以上が対象となる。
12日は市役所上野庁舎で午前9時~正午まで、宮古製糖で午後2時から同4時30分まで行われる。