新型コロナ 宮古島市、新規4人感染 県「非常に注意必要」
沖縄本島の感染拡大時に類似
県は17日、新型コロナウイルスで、宮古島市で4人の新規感染を確認したと発表した。宮古での感染拡大の現状について、県保健医療部の糸数公保健衛生統括監は「感染(拡大の)スピードが速い」と指摘したほか、8月ごろに沖縄本島で発生した爆発的な感染拡大の初期段階に宮古の現状が類似しているとして「非常に注意が必要」と強調した。
宮古地区での感染事例について、県は「カラオケパブで集団感染が起きていることが分かっている」と指摘したほか、居酒屋やキャバクラなど、複数の飲食店での感染が拡がっているとしている。
住民に対しては、「屋内で多数の人に接触する場合には、マスクをできるだけ着用して、感染しない、させないようお願いしたい。熱があるような場合には、飲み会などには参加せず、感染が心配な場合には、県のコールセンター(電話番号098・866・2129)に電話してほしい」と呼び掛けた。
県は、16日の段階で宮古地区と八重山地区の医療フェーズを最も高い「フェーズ5」に引き上げた。県によると、現状で宮古病院が確保できる新型コロナ向けの病床数は40床となっている。