PCR検査に長い車列/宮古病院
ドライブスルー方式で対応
ここ数日、宮古島市内で新型コロナウイルス感染者が急増している中で、濃厚接触者を対象にした県立宮古病院でのドライブスルー方式によるPCR検査が17日、同病院の駐車場で行われた。
検査は開始早々から長蛇の列となり、16日の会見で、下地敏彦市長が宮古の現状について「クラスターが発生したものと捉えている」と述べたことを物語るような検査風景となった。
市内の新型コロナウイルス感染者は、ここ数日連続して発生。16日には8人の発生確認があり、1日当たりの感染者数では8月4日発表の15人に次いで2番目に多かった。
16日の市の会見では、PCR検査を受ける人の数が急増していることも説明され「100人は余っているということを聞いている」としていた。
17日午前11時過ぎに宮古病院を訪れると、PCR検査の車列はすでに病院外まで続いており、駐車場内で車両を誘導していた関係者によると当初午前11時からのスタートが分程度早まったという。
車列を見たある市民は「想像よりもすごい状況。ビックリした」と、驚いた様子で話した。島内で連続して発生している現状に市も危機感を募らせており、市民に感染予防策の徹底を呼び掛けているほか、PCR検査を受けて、たとえ陰性であっても油断せず、健康観察を怠らないよう求めている。