トライ選手ら落胆の声/1年延期受け
市長、ツイッターで陳謝
第37回全日本トライアスロン宮古島大会の1年延期が決まったことを受け、選手や関係者からは2年連続で開催されないことに落胆する声が多く聞かれた。
出場を予定していた選手らはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などに投稿。「楽しみにしていたのに」「2年連続はきつい」などと延期に気を落とすコメントが見られた。
21日に開かれた専門委員会での延期決定を受け、東京出張中の下地敏彦市長は自身のツイッターで「宮古島から寂しい(悔しい)一報が…。アスリートの皆さま、本当に申し訳ございません」と投稿した。
出場選手のうち、第36回大会への出場が決まっていた参加年齢上限の65歳の31人は、特例措置で第37回大会への出場が認められていた。だが、再び1年延びると大会時の年齢は67歳になるため、出場の可能性は現時点で流動的だ。取材に実行委事務局は「これからの検討になる」としている。
この特例措置の対象者で宮古島トライアスロンクラブの福嶺雅春会長は「出してもらえるなら出たいという気持ちは強い」と本音を語る。ただ、年齢が二つ上がることを踏まえて自身のみならず特例措置対象者の安全を考慮。「こればかりは強く言えない。実行委員会が決定したことに従いたいと思う」と話した。
一方、選手の宿泊を見込んでいたホテルの関係者は「開催されればいいなと思っていたが、やはり駄目だったかと感じた。現状を考えると仕方のない判断だと思うが、残念だ」と肩を落とした。