教室の開催に意欲/プロバスケ選手が来島
プロのバスケットボール選手が23日、市総合体育館で、市スポーツ協会の役員と意見を交わした。選手たちは「宮古島の子どもたちのために、スポーツ教室を開きたい」と意欲満々。同協会の砂川恵助会長らは協力を約束した。
選手たちは今回、宮古青年会議所(宮古JC)主催のスポーツ教室(特別協賛・メイスンワーク)のコーチ役として来島した。
同教室は24日に開く予定だったが、宮古島市内で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受けてやむなく中止となった。
スポーツ協会の表敬にはJC役員やメイスンワークの福壽孝太朗社長をはじめ選手の根岸夢さん、安江舞さん、福田桃子さん、小濱菜摘さんらが訪れた。同協会は砂川会長と宮国敏弘専務が応対した。
JCの具志堅貴昭専務理事は「プロの選手に直接指導してもらえる機会なので楽しみにしていた」と教室の中止を残念がった。その上で、「プロ選手のプレーは子どもたちにとって大きな刺激になる。今回の縁を生かして次の機会につなげていきたい」と話した。
福壽社長は、「宮古島におけるスポーツ教育の分野で貢献したい。ぼくたちはここで働かせてもらっている。この島に恩返しがしたい」と教室の継続に意欲を見せた。
選手の安江さんは「またの機会にも必ず来る。楽しみにしている」と期待。根岸さんも「バスケでつながれる機会。私もここで開きたい」と話し、それぞれ宮古島での教室を望んだ。
砂川会長は「プロのプレーは子どもたちに夢と希望を与える。それが青少年の健全育成につながる。スポーツの力で、島を元気にしてほしい」と話した。