新型コロナ 25日、宮古地区の新規感染は2人
直近1週間の感染者数(人口10万人当たり)、沖縄は東京の約2倍に
【那覇支社】県は25日、新型コロナウイルスで、宮古地区で2人の新規感染を確認したと発表しました。宮古地区での感染確認は13日連続で、感染累計は10月が42人、合計では90人となりました。25日時点で宮古病院に入院中のコロナ患者は16人。内訳は、中等症(県基準)は1人、軽症14人、無症状1人。宮古地区の宿泊施設で療養中のコロナ患者は6人ということです。
同日、宮古地区で新たに感染が確認されたのは、医療関係者の男性(50代)と、議員の男性(60代)の2人です。このうち、議員の男性は、同日に県議会事務局が感染を発表した下地康教県議(61)とみられます。2人とも、これまでの県内患者の濃厚接触者ということです。医療関係者の男性は、県の資料では「事務職」となっています。オンラインで会見した保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、50代男性の感染経路について「『会食などによる』となっている」として院内感染の可能性は否定しました。
県内の地区別での感染者は、宮古2人、八重山1人、沖縄本島地区28人とみられます。糸数統括監は、県内の感染について「パーティーや模合など、集団で飲んで感染する例が後を絶たない」として、県民に対し、改めて感染防止に注意を促しました。
直近1週間当たりの感染者数(人口10万人当たり)は、沖縄が16.88人で23日連続しての全国トップ。2位となった東京都の7.67人の2倍以上となりました。糸数統括監は「このままのペースで患者が増えると、警戒レベルが今のままで良いのかどうかという話にも及んでくる。県全体でも感染状況が広がっている。どうにか、感染を抑え込めるように、皆で対策を取っていかなければならない」と強調しました。