晴れ晴れと終了式/県立農大校先進農家派遣実習
「貴重な経験生かしたい」
県立農業大学校に通う学生が先進農家の農園や畜舎で学ぶ派遣実習の終了式が30日、県宮古合同庁舎で行われ、実習生たちが期間中に経験した貴重な体験を今後の活動に生かしていくことに決意を示した。
今回の実習生は、宮古出身の佐久川孟さん(専攻・畜産)、多良間彬登さん(同・野菜)の2人と、読谷村出身の屋良宏貴さん(同・果樹)、糸満市出身の平良光さん(同・畜産)の4人。
終了式では、実習期間の9月28日~10月30日までの33日間に学び、経験したことを実習生が報告しながら、受け入れてくれた研修先の農家に感謝した。
実習生からは「この貴重な体験を今後に生かしたい」「とても充実した期間を過ごさせてもらった。感謝しかない」などの感想が聞かれた。
また、受け入れ農家からは「経験は無駄にならない。学んだことを思い出し、常に上を目指してほしい」や「本物の優しさは厳しさがあってこそ。だからこそ厳しくした。しっかり頑張ってほしい」などの激励の言葉が贈られた。
最後に県宮古農林水産振興センターの崎原盛光所長は「こうして実習生と受け入れ農家の思いを聞いていると担い手育成の大切さを改めて実感した」とあいさつし、実習生たちのこれからの活躍に期待を寄せた。