宮高、団体3連覇/県高校新人卓球
県高校新人体育大会卓球競技の団体と個人シングルスの決勝が2日、県立武道館で行われ、男子団体決勝では宮高が普天間を3-1で下し、3連覇を達成した。男子個人シングルスは同校の牧志侑武が制し、同ダブルスを含め3冠に輝いた。女子個人シングルスでは平良中出身の砂川風子(開邦)が優勝し、宮古出身者の活躍が目立った。
男子団体決勝は宮高と普天間の間で争われた。宮高は兼島幸祐、牧志が連勝し、2-0と優位に試合を進め、4人目の本村凌の勝利で3-1と普天間を退け、県の頂点に立った。
同個人シングルスでは、牧志が準決勝までの5試合すべて3-0で勝利。決勝も久保田新望(那覇)を3-0で倒し、1セットも取られることなく優勝した。
女子個人シングルスでは砂川が準々決勝、準決勝とともに団体で優勝した普天間の選手を撃破。決勝は9月の新人選手権で苦杯を喫した同じ普天間の友寄綾香を激戦の末、3-2で振り切り栄冠に輝いた。
男子ダブルスは10月31日、うるま市石川体育館で行われた。決勝は宮高同士の戦いとなり、牧志・兼島組が本村・上地健斗組に勝利した。
宮古高校で4日、取材に応じ、優勝を報告した同校卓球部の根木貴光監督は「牧志は順当に3冠を達成したが、他のメンバーは団体、シングルス、ダブルスと試合をしてそれぞれ課題を見つけたと思う。一人一人が課題の克服に取り組み、九州大会に臨みたい」と語った。
3冠を達成した牧志は「新人選手権大会に続いて目標としていた3冠を達成できて良かった。練習してきた力を発揮してイメージ通りにプレーができた。九州大会は団体戦のみなので、勝利してチームに貢献したい」と意気込みを話した。