火災10件、被害額157万円/市9月末状況
市消防本部 あすから予防運動
市消防本部はこのほど、2020年秋季全国火災予防運動(9~15日)を前に、宮古島市における火災状況(1~9月)をまとめた。それによると、火災件数は10件で、被害額は157万5000円だった。原因不明が4件、放火が2件あった。投光器、ライター、リチウム電池、火遊びが原因の火災がそれぞれ1件あった。
建物火災が3件(被害額84万2000円)、車両2件(6万1000円)、その他5件(67万2000円)。地区別では平良4件、上野3件、伊良部2件、城辺1件。月別では2月が3件、6月と7月がそれぞれ2件、4、5、8月が各1件だった。
同本部では、住宅防火と命を守る七つのポイントとして▽寝たばこは絶対やめる▽ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用する▽ガスコンロなどのそばを離れる時は、必ず火を消す-の「三つの習慣」と、▽逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報機の設置▽寝具、衣類およびカーテンからの火災を防ぐために防災品を使用▽火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器などの設置▽お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる-の「四つの対策」を呼び掛けている。
9日から始まる秋季火災予防運動は、火災予防思想の一層の普及を図り、火災の発生を防止し、高齢者を中心とした死者の発生を減少させることなどを目的に実施。「その火事を防ぐあなたに金メダル」を全国統一標語に期間中、全国でさまざまなイベントが行われる。
宮古では、懸垂幕やポスターなどで広報活動をするほか、防火対象物・危険物施設等立ち入り調査、ホテルでの消防総合訓練・警防調査、各地区の幼年・少年防火クラブによる防火パレードなどが展開される予定。