座喜味氏擁立へ加速/市長選で市政刷新派
きょう人選協議再開
来年1月の市長選挙に向け、統一候補擁立を目指している市政刷新を求める一部保守系とオール沖縄勢力の人選協議がきょう18日に再開される。14日の協議は不調に終わっていたが17日にオール沖縄側の一部が刷新保守側と会合を開いたほか、オール沖縄内部でも大詰めの協議が行われ、統一候補が擁立できる環境が整ったという。今後は保守側から提案されている2氏を軸に人選が進められる見込みで、関係者への取材では前県議の座喜味一幸氏(70)が有力となっているようだ。
刷新派で選考対象になっているのは、保守側が座喜味氏と先日、市の政策参与を辞任した元市総務部長の安谷屋政秀氏(66)、オール沖縄側は市議の島尻誠氏(51)の3人。
14日の選考会議では、双方で協議が平行線となり、保守側が退席。話し合いは不調に終わっていた。
それでもオール沖縄側の一部と刷新保守側は、その後も水面下では協議を進め「絶対に無投票にはさせない」として、保守側から提案された2氏を軸に調整が図られていた。
17日午前には、オール沖縄側は県議の國仲昌二氏と一部の野党市議が刷新保守側と面談。人選協議を継続するとともに統一候補を擁立することで合意した。
それを踏まえて、同日夕にはオール沖縄側内部で最終的な協議を行い、次期市長選は刷新保守側と一枚岩となって挑めることが確認されたという。
同日夜に行われたマスコミの取材に対して、國仲氏は「今回の協議でオール沖縄内部でも(刷新保守側と)連携して統一候補を出せるという環境になったと思う。今後の保守側との協議で正式にこちらの意思を伝えて、その後に候補者が絞られると思う」と話した。
さらに「前回選挙のように革新分裂選挙になる可能性は」の質問には「きょう(17日)の話し合いの結果からもそれはないと断言できる」とした。