砂川うたさん(西辺小5年)が最優秀賞/県緑化運動ポスターコン
【那覇支社】2020年度県全島緑化県民運動ポスター原画コンクールの表彰式が19日、県庁で行われた。小学校の部では西辺小5年の砂川うたさんが最優秀賞に輝き、富川盛武副知事から表彰状と記念品が手渡された。砂川さんは「大好きなガジュマルとサンダンカを描いた絵が入賞したので大変うれしい」と喜びを語った。
同コンクールは、今回の募集テーマに「つなげよう 緑の豊かさ 全島に」を掲げ、県内の小学校8校、中学校12校、高校5校、特別支援学校1校の計26校から116点の応募があった。小学校の部で1点、中学校の部2点、高校の部2点の計5作品が最優秀賞に選ばれた。
表彰式のあいさつで富川副知事は「皆さんの作品には、どれも豊かに緑や花が描かれており、見る人の目を楽しませ、沖縄を緑豊かな美しい島にしたいという思いを感じる素晴らしい作品だ」とたたえた。
砂川さんは「ガジュマルとサンダンカの花は、夏の強い日差しにも負けず、生き生きとしている。この大変な世の中だからこそ、自分たちも力強く生きていきたい」との思いを込めたと説明した。
また、表彰式後の取材に対しては「大好きなガジュマルとサンダンカと一緒に、私と弟がお花の世話をしている姿を描いた。今後もお家にはマンゴーの木とかが植わっているので、それのお世話をして緑を大切にしていきたい」と笑顔で語った。
砂川さんの作品について、審査講評では「ガジュマルの力強さと児童の一生懸命世話をする様子から自然を愛する心情が伝わってきた」と評価した。
県では「一島一森(いちむい)で花と緑の美(ちゅ)ら島づくり」をスローガンに2008年度から全島緑化県民運動を実施。県民の緑化思想の高揚と県土緑化の普及啓発の一環として、同コンクールを行っている。