開発商品を販売/「結マーケット」展開
伊良部島小中8年生
伊良部島小学校・中学校8年生が「島の発展をめざし、起業家魂を育てる~宮古イモの6次産業化への実践を通して~」をテーマに取り組んでいる学習の一環で、生徒たちがオリジナルレシピで考案した商品を販売する「結マーケット」が20日、伊良部漁協駐車場で行われた。
販売開始前から会場は長蛇の列となり、用意した商品は一気に売れ、20分程度で完売するブースもあるなど大盛況となった。
今回は、学校近くの畑で生徒たちが収穫したサツマイモ、紅イモ、紫イモを活用してオリジナルレシピを考案。その商品を安価で販売した。
大量に購入した40代の女性は「子供たちが手作りした商品はみんなおいしそうだったので、たくさん買った。これから家でみんなと食べたい」と笑顔で話した。
一気に商品が売れていく中で、生徒からは「売れ行きは想像以上。みんなが喜んでくれているのでうれしい」との感想が聞かれた。
また、販売前には伊良部漁協と同校との事業パートナーシップの協定締結式も行われた。
この締結により、6次産業化に向け挑戦する生徒たちと同漁協が連携して商品加工や製造施設の利用、人材支援などの取り組みを展開していくとしている。
この取り組みは、地元の資源を活用し、地域の人たちの協力を得ながら課題解決を学び、それが地域の発展や活性化につながることを実感するとともに、将来に目を向ける「キャリア発達」の形成を目的としている。
今回は、38人の生徒が6班に分かれて会社を設立。「栽培から販売まで」の6次産業の工程を体験的に学んでいる。