陸上競技場の利用制限/改修工事で、きょうから
来年1月15日まで
市陸上競技場の改修工事のため、24日から一般の利用が制限される。第3種公認競技場の認可に必要な改修で、日本陸連の基準に合わせてトラックのレーン幅を修正し、仕切りのラインを引き直す。このほか3000メートル障害で使う水濠の深さなどを変更する。これに伴いトラック、フィールドは来年1月15日(予定)まで一般の利用が全面禁止となる。トレーニング室の利用に制限は掛からない。
公認競技場の有効期間は5年。市陸上競技場は全天候型のトラックを備えた第3種の公認で、都道府県規模の公式大会が開ける。
担当の市教育委員会生涯学習課によると、この公認が来年9月に有効期限を迎えるため、公認の更新・継続に向けて期限内工事に着手する。改修予算として約5000万円を投じる。
改修するレーン幅は、現行よりやや狭くなる。8レーンはそのまま維持。改修工事では、現ラインを全部消去した上で引き直す。
また、女子選手の3000メートル障害レースに備えて水濠のバーの高さを調整できるタイプに変える。深さは現行より浅く変更する。
これらの改修工事の実施に伴い、トラックとフィールドは来年1月15日まで全面使用禁止となる。フィールド内側や、トラックとスタンドの間にある芝生部分も含めて使用できない。
このため、競技場内でのランニングやウオーキングなどの運動は一切不可。これらの運動はトレーニング室のみに限定される。
使用制限に当たり、管理する市スポーツ協会の砂川恵助会長は「トラックのレーン幅の見直し等に伴う改修工事で、しばらくの間は使用できない。市民の皆さんには不便をかけるが、理解をいただきたい。トレーニング室は使えるので、これまで通り大いに利用してほしい」などと話した。