安里君、上原さんに賞状/海保図画コンクール表彰式
【那覇支社】第11管区海上保安本部(葛西正記本部長)は22日、「第21回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」表彰式を那覇航空基地で行った。表彰式には宮古地区から、海上保安協会沖縄地方本部長賞を受賞した西辺小2年の安里基冶君(小学生低学年の部)と、西辺中1年の上原美春さん(中学生の部)が出席し、表彰状が授与された。
表彰式で、第11管区海上保安本部の永家邦幸次長は「絵はがきサイズの小さい画面に、皆さんの海に対する熱い思いが描かれていて素晴らしかった。そういう思いを自分の胸の中に持って、絵を描いた時の気持ちを思い出して、沖縄のきれいな海を守っていきましょう」と激励した。
表彰式後、安里君は「昨年、宮古の海を守ってくれている巡視船『ひさまつ』をお姉ちゃんと一緒に見学した時のことを描いた。ひさまつを応援している。すごい賞状がもらえてうれしい」と笑顔で話した。
上原さんは「夏休みの期間、毎日描いて仕上げた作品なので、入賞できて良かった。伊良部大橋から見える砂浜が減ってきているので、ずっとそのままでいてほしいと思っている」と喜びを語った。
同コンクールは、海上保安庁が海洋環境保全思想を普及する活動の一環として、海上保安協会との共催で海をテーマにした図画を毎年募集しているもの。
今回は、新型コロナウイルスの影響ではがきサイズで図画を募集。全国の小・中学生から3706点、県内からは254点の応募があり、入賞者の中から5人が表彰式に出席した。
その他の宮古地区からの入賞者は以下の通り。(敬称略)
▽第11管区海上保安本部長賞=池間華乃(砂川中1年)、友利娃良(鏡原小3年)▽海上保安協会沖縄地方本部長賞=根間萌瑛(下地小4年)▽海上保安友の会沖縄支部会長賞=平良夢輝斗(砂川中1年)、伊波華菜(北小1年)