善行重ねた4人を表彰/県退職校長会
他の模範とたたえる/「社会の役に立つ人材に」
県退職校長会(山田稔会長)主催による2020年度第22回善行児童生徒表彰の県退職校長会長表彰の伝達式と宮古地区退職校長寿会(島袋正彦会長)会長表彰式が25日、宮古教育事務所で開かれた。善行を積んだ4人を「他の模範」として表彰し行動をたたえた。
表彰されたのは、県会長表彰が仲地タオさん(下地中3年)、砂川七海さん(西城中3年)。地区会長表彰に川満建成さん(平良中3年)、與那覇千尋さん(同)。
県退職校長会善行児童生徒表彰の受賞者は、県内の小中学校から推薦を受けた児童生徒の中から選ばれるもので、今回は14人が表彰を受けた。
表彰式では島袋会長(代読)が「皆さんは生活の中で模範となる活動を実践し、日ごろから継続していることが評価された。宮古の方言で『一つのものがしっかりしていると、いろいろなことにしっかり頑張れる』という意味のことわざがある。多くのことにチャレンジして社会の役に立つ、素晴らしい人材に育つことを期待する」と受賞者を激励し、表彰状を手渡した。
受賞者あいさつで県会長表彰の仲地さんは「ベトナムから来て、最初は日本語が話せなかったが、教えてくれた先生や地域の人に感謝する。将来の夢をかなえ、支えてくれた人たちに恩返ししたい」。砂川さんは「最初はなぜ、受賞できたか疑問だったが、先生たちは学校での生活、友達との会話など、一人一人を見ていてくれると知った。これまで頑張ってきて良かった」と受賞の喜びや今後の抱負を述べた。
地区会長表彰の川満さんは「善行児童生徒として選ばれたことを誇りに思い、今後も礼儀正しい行動を続けていきたい。今までより、積極的なあいさつや他人のためになることを行っていきたい」。與那覇さんは「興味があることにチャレンジし、吹奏楽、生徒会、そろばん、エイサーなどを通し、成長して学ぶことができた。支えてくれた両親、先生、友達に感謝したい」などと語った。