防風林帯の雑草除去/実行委
来間島で150人参加
県が11月の第4木曜日を「防風林の日」と定めていることにちなみ、宮古島市「防風林の日」関連行事実行委員会(委員長・松原清光市農林水産部長)は26日、来間島の来間南地区にある防風林帯で植えられた樹木の手入れと雑草を除去する作業を行った。約150人が参加した。
同委員会主催のこうした取り組みは毎年「防風林の日」関連事業として、県の関係機関、市の担当職員、JA、製糖会社、森林組合、土地改良区の職員、地元の農家などが参加して行われている。
開会式で松原部長は「宮古島は台風の常襲地帯。そうした中で貴重な農作物を守り育てるのが防風林の役目。その効果が出るには植えてから5~10年ほどかかる。それを私たちで守り育てる必要がある。大切に守り育てた防風林が宮古の全体を潤すためにも皆さんに協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
同地区の防風林帯の面積は1050平方メートルで、2015年ごろからテリハボク▽フクギ▽イヌマキ▽ブッソウゲ-など1750本が植えられている。
この日は、樹木の下に繁茂した雑草を鎌や電動のこぎりなどで除去したほか、捨てられた空き缶やペットボトルなどのごみも拾い集めた。
参加者たちは新型コロナウイルス感染防止の観点から事前に検温を行い、作業では参加者たちが距離を保ちながら「3密」防止を図り、マスク姿で大量の雑草やごみをトラックなどで運び出した。