「人権の花」咲かそう/砂川小で植え付け式
2020年度人権の花運動(主催・市)の植え付け式が26日、砂川小学校(濱川宗和校長)で行われた。児童と園児の計65人が参加。市や法務局職員、人権擁護委員らとベゴニアやインパチェンスをプランターに植えた。児童たちは苗を育てながら、思いやりの心や人に対する優しさ、命の大切さを学んでいく。
同運動は、花を栽培することによって情操をより豊かにし、基本的人権を尊重する精神を身に付けることが目的。
主催者を代表して下地敏彦市長(代読)は「この運動を通して花を育てるだけでなく、皆さんの心にも優しい思いやりの『人権の花』を咲かせてほしい」と呼び掛けた。
那覇地方法務局宮古島支局の比嘉栄一支局長は「植えただけではきれいな花は咲かない。水や肥料をあげたり、雑草を抜いたりと世話をすることで、きれいな花を咲かせてください」と期待した。
濱川校長は「子供たちと一緒に栽培活動を通して命や植物を大切にする気持ちを育みたい。教育目標の一つである『心豊かな子』の達成のためにこれからも努めたい」と語った。
児童を代表して平良梨緒奈さん(6年)は「これからも人権について考えていきたい」と感想を述べた。
植え付け式後には、人権擁護委員による人権講話も行われた。