城東中の特色説明/市教委
来年4月開校で保護者に
市教育委員会は11月29日、城辺公民館で、城辺地区の4中学校を統合して来年4月に開校する城東中学校の教育についての保護者説明会を行った。同校の初代校長となる同校開校準備室の比嘉豊樹室長(西城中校長)が、学んだことを自分の将来に生かせる生徒の育成などの教育目標や、生徒一人一人に専用のタブレットを用意し、国内外と交流できる学習環境などの特色を説明した。同校は生徒118人でスタートする予定。
説明会で比嘉室長が同校の教育目標である「自らに誇りを持ち、確かな知性で未来を切り拓(ひら)く生徒」について、「自分自身を高め、対話を通し、他者を尊重し認める。学んだ力を自分の生き方に活用できるなどを目指す生徒像」と説明した。
特色のある教育の展開として、生徒によるプロジェクトチームを編成し、主体的な学びの実践や小中連携した共通の話し合い活動などによるプロジェクト型学習やキャリア教育の推進、ICTを活用し、遠隔・交流学習ができる学習環境などの先進的なICT教育の充実を挙げた。
さらに同校の教育理念として、「同地区の4中学が一つとなり、それぞれの出身地域の誇りを胸に、共に学び、共に考え、新たな誇りを身に付ける学校」を目指すことを掲げた。
また、「新たな学びは仲間と共に主体性を発揮し、学ぶ課題を生徒自身の手で解決し、自らの手で学びを引き寄せる学校教育を目指してほしい」という願いを込めて設定した校訓「進取果敢」を紹介した。
同校に教頭として就任予定である與那覇慎也副室長は、制服やスクルーバス、部活動などについて説明を行った。
説明会に参加した保護者は「子供が2年生として城東中に通うことになる。教育目標などの説明が分かりやすかった」と話した。