官民で島民の健康増進/会見で概要を発表
多数の参加を呼び掛け/宮古島健康PJ 市と沖縄セルラー
宮古島市民を対象に健康に関する各種データの計測や歩数促進イベントとして「第2回宮古島健康プロジェクト」が来年1月4日から始まる。そのスタートを前に下地敏彦市長と事業を実施する沖縄セルラーの関係者が2日、市役所平良庁舎で会見を開き、プロジェクトの概要を説明するとともに多くの市民の参加を呼び掛けた。
会見では、事業者を代表して沖縄セルラーの菅隆志副社長兼プロジェクト推進室長が同事業の概要を説明しながら、沖縄の健康長寿県復活と新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出を控える高齢者の健康増進を推進すると強調した。
宮古島におけるこのプロジェクトは、市内のauショップに健康測定機器を設置し、沖縄セルラーが提供する「JOTOホームドクター」アプリと厚生労働省の「通いの場」アプリを活用して健康状態の計測を行い、データとして健康状態の見える化を行い、健康意識の向上を図る。
参加対象者は、市内に住む60歳以上。実証対象者数は200人で市内のauショップで実証の意思を示し、店内にいる健康サポーターから説明を受け、事業に参加する。auを利用していなくても参加は可能で、スマートフォンが必要だが、持っていない場合でもauが無料で貸し出しする。募集は今月27日までで、本事業は来年1月4日~2月28日まで。
計測(収集)するデータは、体組成計、血圧計データ、ウェアラブルウオッチ「Fitbit」を用いての歩数、「オンライン通いの場」から取得するデータとなっている。プロジェクト終了までの間には2週間に1回(計4回程度)、auショップに来店して体組成計、血圧計での計測を行う。期間中に継続して計測した参加者には3000円分の商品券がプレゼントされる。
また、宮古島市に在住するすべての人を対象にしたプロジェクトも今月7日から来年2月28日まで実施する。内容は「JOTOホームドクター」と「ALKOO」のアプリをインストールし「JOTOホームドクター」のページでイベントコードを入力し、エントリーすると1000円分の商品券がプレゼントされる。