初のドライブインシアター盛況
車の中で映画楽しむ/コロナ下、家族や友人と
駐車場にスクリーンを配置し、車内から映画が楽しめる「YEGドライブインシアター」が12日、JTAドーム宮古島駐車場で初開催された。100台の車が整然と並び、アニメーション映画の「ペット」を鑑賞した。コロナ下での新しいイベントとして多くの親子連れらが映画を楽しんでいた。
駐車場には600インチ(縦約10メートル、横約12メートル)のスクリーンが設置された。音声はFM電波を使用し、カーステレオで受信した。
ドライブインシアターは、新しい生活様式を踏まえたイベント。車内というプライベートな空間で鑑賞できることから、安心して映画を楽しめる。チケットは販売開始から30分で売り切れる人気ぶりだった。
上映された「ペット」は2016年公開のコメディーアニメ。飼い主がいない間にペットたちが巻き起こす騒動を描いた作品になっている。
同イベントには、漲水学園の児童・生徒21人が招待された。貸し切りバスで会場に訪れ、会話を楽しみながらスクリーンを見詰めていた。
主催する宮古島商工会議所青年部の川満正人会長は「新型コロナでいろいろなイベントが中止となっていたので、開催できて良かった。最後まで映画を楽しんでもらいたい」と語った。
家族6人で会場に訪れた池田旬希くん(5)は「ずっと楽しみにしていた。早く映画が見たい」と笑顔で話した。
同イベントは当初5日開催を予定していたが、悪天候が続いたため、1週間延期された。13日には「ミヤコ・アイランド・ロック・フェスティバル・ドライブ・イン・ライブ」が同会場で実施される。