2日、宮古地区の新規感染2人 県「引き続き警戒が必要」
【那覇支社】県は2日、新型コロナウイルスで、県関係で12人の感染を新たに確認したと発表した。このうち、宮古地区での新規感染は2人で、感染者累計は10月以降で127人、全体では175人となった。宮古病院に入院中の感染者は8人(中等症3人・軽症5人)で、宮古の宿泊施設で療養中の患者は11人。
同日の新規感染者の内訳は、居住地別で那覇市4人、中部保健所管内3人、宮古島市2人、豊見城市、浦添市、神奈川県が各1人。保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、感染者数の減少について「(元旦のため)検査数が減少したことの影響が大きいと考えている。感染状況が良くなったとは考えない方が良い」と強調した。
その上で「引き続き市中感染など警戒が必要な状況にある。警戒を緩めないでほしい」とも強調した。
同日、宮古地区での感染が発表されたのは農業の女性(10代)と自営業の男性(20代)。いずれも、これまでの県内患者に関する濃厚接触者として12月31日に医療機関を受診し、1日に陽性と判明した。農業の女性は入院中で、自営業の男性は宿泊施設で療養中という。
直近1週間での新規感染者数(人口10万人当たり)は、沖縄は19.15人で全国12位。最も多かったのは東京都の43.33人で、次いで神奈川県32.98人、京都府26.39人などと続いている。
同日、米軍関係では35件の検査で新たな感染は確認されなかった。このほか、同日は県関係で12月29日に感染と発表された那覇市在住の1人が偽陽性だったとして感染確認が取り消された。