3日、宮古は新規ゼロ 県関係全体では27人が感染
県外在住者の新規感染が7人
【那覇支社】県は3日、新型コロナウイルスで、県関係で27人の新規感染を確認したと発表した。宮古地区に関連する新たな感染発表はなく、感染者の累計は10月以降で127人、全体で175人のまま。宮古病院に入院中の感染者は6人(中等症2人・軽症4人)で、宮古の宿泊施設で療養中の感染者は11人。
同日、感染が確認された27人の居住地は、県内は沖縄市5人、那覇市4人、南部保健所管内と北部保健所管内、中部保健所管内、宜野湾市、うるま市が各2人、浦添市が1人で計20人。
一方、県外在住者は東京都5人、神奈川県と千葉県が各1人で計7人となった。
保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、県外居住者7人について「2人は帰省者。ほかは調査中」と述べた。年末に発表された東京都からの来県者でのクラスター(感染者集団)との関係性についても調査中とした。
現状については「飲食で一度に多くの感染者が出ると、職場や家族に持ち込んで広がりが進んでいき、沈静化するまで時間がかかる状況。関東地方でかなり感染が拡大しており、今日も(県外からの)移入例が出ていることも影響していると思う」と述べた。
警戒レベル7指標では、療養者数(373人)と直近1週間合計の新規感染者数(252人)が4段階中で最も高い「感染まん延期」。病床占有率(60.3%)と感染経路不明な症例の割合(直近1週間平均・57.1%)、新規PCR検査の陽性率(同・4.7%)は3段階目の「感染流行期」。
一方、一時期は5割に達していた重症者用病床率は、21.4%まで低下した。新型コロナ以外の一般病床の使用率は、宮古地区66.4%、八重山地区78.5%、沖縄本島地区83.6%で、県全体では82.4%となった。 米軍関係は、同日は休日のため報告はなかった。