産業・経済
2021年1月9日(土)8:58
粗糖1000トンを初出荷/宮糖城辺工場
関係者が安全輸送祈願
2020-21年期製糖操業中の宮古製糖(渡久山和男社長)城辺工場は8日、サトウキビを原料に製造した粗糖(原料糖)を初出荷した。初荷式が同工場と平良港第2埠頭(ふとう)で行われ、関係者が陸上、海上での安全輸送を祈願した。初荷の出荷量は1000トンで平均糖度は13・75度。大型トラック8台で港まで運ばれ、貨物船で神奈川県横浜市へ輸送される。
同工場での初荷式には同社職員と陸上輸送を担当する大米建設の職員が参加。渡久山社長らが塩と酒でトラックを清め、安全を祈願した。
渡久山社長は「雨が多く操業が思うように進んでいないが、晴れてきたら生産向上につながり地域の経済も活発になる。陸上、海上の輸送が無事故で安全に行われるように関係者の協力をお願いする」と述べた。
大米建設の洲鎌重信重機車輌部長は「雨の中、キビの刈り取り作業をしている農家の皆さんやハーベスターで悪戦苦闘している作業員の姿を見ると頭が下がる。その苦労を受け、目的地までしっかりと運搬することを約束する」と誓った。