宮古だこなど大空へ
新春親子たこ揚げ大会/ライオンズクラブ主催
「第31回新春親子凧(たこ)揚げ大会」(主催・宮古ライオンズクラブ)が10日、平良の前福多目的運動場で開催された。親子組112人が参加。手作りの宮古だこなど、工夫を凝らしたたこが舞い、新春の大空を彩った。参加者らは、新型コロナウイルスの収束を願い、たこを風に乗せていた。
この日は久しぶりに晴れた。親子連れらはたこを手に次々と会場に集合した。前年並みの参加者。宮古島地方気象台(下里)では午前10時すぎの最高気温が14・9度、北の風5㍍前後を観測した。絶好のたこ揚げ日和となった。
子どもたちはたこ糸を威勢よく引っ張り、風に乗せて歓声を上げていた。自慢のたこが空高く舞い上がり、各賞を競い合った。
閉会式で、川満正人大会実行委員長は「たこが空高く上がったように、良いことが上を向いた新しい年のスタートが切れたと思う」と激励した。
宮古ライオンズクラブの平戸新也会長は「これからも伝統の宮古だこを継承し、来年も開催する」と述べ、参加者を喜ばせた。
審査の結果、家族3人で参加し、下地りょうご君(6)の名前で登録した手製のたこが最優秀賞に選ばれた。りょうご君は「うれしい。たこが気持ちよく高く上がったので良かった」と喜びを語った。
りょうご君の父、亮平さん(36)は「おじいちゃんもたこ作りが一緒だった。最優秀賞受賞を早く報告したい」と笑顔で話した。
入賞者は次の通り。(敬称略)
最優秀賞=下地りょうご▽高くまで昇ったで賞=本村虹貴▽デザイン賞=上地陽菜▽ファミリー賞=山下かいり▽アイデア賞=斎藤みく▽ハッスル賞=平戸あつき