勝利へ拳合わせる/きょう「最後の訴え」
座喜味氏 下地氏 総動員で打ち上げ式/市長選
任期満了に伴う第5回宮古島市長選挙はきょう16日、両陣営とも支持者らを総動員した打ち上げ式で「最後の訴え」を行い、7日間の選挙戦を終える。今回の市長選は座喜味一幸氏(71)=社民、社大、共産、立民推薦=と下地敏彦氏(75)=自民、公明推薦=の一騎打ちの構図となり、市政の「刷新」「継続」が大きな焦点となっている。投開票は17日。
両陣営は15日、街頭演説や選挙カーでの遊説活動に力を注いだ。両氏とも握手の代わりに接触が少ない「グータッチ」で支持者と触れ合っていた。
新人で前県議の座喜味氏は、郡部や市街地を回り、支持を訴えた。街頭演説では「農畜産業の振興」「離島医療の充実」「都市部一極集中の解消」「子育て支援、教育環境の充実」「福祉の充実」など主な政策を市民に説明するとともに、市政を刷新し、市民に開かれた市政の実現を強く訴えていた。
また、座喜味氏の応援に赤嶺政賢、屋良朝博の両衆議員も駆け付け、各地でマイクを握り座喜味氏への支持を強く訴えた。
きょう16日は午後5時30分から選挙事務所前で打ち上げを行う。
現職で4選を目指す下地氏は、市街地などで支持を呼び掛けた。下地氏は「市民生活の安定」「将来を担う子どもたちが安心して活躍できる島づくり」「農業基盤、生活環境の整備」などが政策の柱。3期12年間の実績を示し、市政の継続を強調している。
ポイント演説では市議会与党議員団をはじめ、西銘恒三郎衆議員らが同行。応援弁士としてマイクを握り、下地氏への支持を求めた。
きょう16日は午後5時30分からTSUTAYA沖縄宮古島店前交差点で「必勝打ち上げ式」を行い、4選に向けて気勢を上げる。