「合格願い札」託す/太宰府天満宮に奉納へ
受験生530人がJTAに
日本トランスオーシャン航空(JTA)の宮古支社(小堀健一支社長)は15日、高校受験を控えた北中学校の3年生120人が書いた「合格願い札」を預かった。同支社では、同校を含む市立中学校14校の受験生約530人分の願い札を学問の神様として有名な福岡県の太宰府天満宮に届けるとしている。
同校の3年生は例年、修学旅行の際に太宰府天満宮を訪れて高校受験の合格祈願をしていたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で太宰府天満宮がコースから外れたことで、合格祈願ができなかったという。
同校で「合格願い札」を預かった小堀支社長は「新型コロナの影響で太宰府天満宮に訪れることができず合格祈願ができなかった皆さんの合格への思いをしっかりと届けたい」と話した。
生徒を代表して豊里友翔さんは「こうして皆さんの協力を得て合格祈願ができることをうれしく思う。本番まで残り1カ月を全力で頑張りたい」と意欲を示した。
同校の久高三彦校長は「素晴らしい企画であり、受験に対する緊張感も少しほぐれたと思う。気持ちを新たにして、これから受験本番までしっかり頑張ってくれると思う」と感謝した。
JTAでは毎年、受験シーズンを前に空港ロビーに「特大絵馬」を設置して、利用者から預かった合格願い札を太宰府天満宮に奉納祈願してきた。
しかし、今年は新型コロナの影響もあり、市内の全中学校と相談した結果、受験生が書いた願い札を預かって、太宰府天満宮に届けることとなった。
同宮古支社では、預かった願い札を21日に発送。太宰府天満宮への奉納は2月5日を予定している。