「最後まで気を引き締め」/2陣営が打ち上げ
市長選挙の投票を翌日に控えた16日、座喜味一幸さん、下地敏彦さんの両陣営は、支持者らを最大動員し「打ち上げ式」を行い7日間の選挙戦を締めくくった。一人一人がマイクを握り「投票箱が閉まるまで、気を引き締めて頑張ろう」と声を張り上げた。
「市政刷新」強く訴え/「市民のうねり止められない」 座喜味一幸さん陣営
座喜味一幸さんの陣営は選挙事務所があるサンエーショッピングタウン宮古前で打ち上げを行った。集まった大勢の支持者や共に選挙戦を戦ってきた選挙対策本部のスタッフらに向け座喜味さんは「市政刷新」を強く訴えるとともに、最後までの支持を求めた。
打ち上げ式には屋良朝博衆院議員、伊波洋一、高良鉄美の両参院議員、衆議院沖縄第4区予定候補者の金城徹氏が参加し激励した。
玉城デニー知事は「座喜味さんはこれまで政治家として豊富な経験を備え、深い洞察力と行動力を有する政治のリーダー。未来を担う子や孫のために誰一人取り残さない新時代沖縄をつくり上げるためにも最後まで支援してほしい」とのメッセージを寄せた。
國仲昌二選対本部長は「この選挙戦は多くの市民の市政を変えるという思いで戦ってきた。このうねりは止められない。市政を一人一人の手に取り戻すためにもこの選挙は勝利しなければならない」と話した上で、「いよいよ最終日。あすの投票箱が閉まるまでが勝負。最後まで気を引き締めて座喜味市長誕生のために頑張ろう」と鼓舞した。
座喜味さんが壇上に立つと大きな拍手が起こり、演説では掛け声や声援で新市長誕生に期待を寄せた。最後は石垣永賢青年部長の音頭で全員で「ガンバロー三唱」を行い、勝利に向けて気勢を上げた。
「安心の将来」を強調/「宮古島の明るい未来つくる」 下地敏彦さん陣営
下地敏彦さんの陣営は午後5時30分ごろから、平良西里のTSUTAYA沖縄宮古店前で運動員や支持者を集めて打ち上げ式を行った。登壇した応援弁士らは、スピーカーのボリュームをいっぱいに上げ、3期12年の実績を強調し「明るい未来の宮古島をつくれるのは下地敏彦氏しかいない」と訴えた。
自民党の西銘恒三郎衆院議員は「選挙戦7日間、島の隅々まで運動を全力で展開してきた。学校給食の無料化など、下地氏は行政能力、行政手腕に優れている。宮古島の将来を安心して任せられる。宮古島のリーダーは下地氏しかいない」と力説した。
同じく衆院議員の下地幹郎氏は「宮古島に滞在し、熱のこもった選挙戦を見てきて人の優しさに触れた。この選挙は絶対に勝たなければならない。期日前投票数も過去にないくらい伸びている。あす一日を頑張り、一体となって結果を出そう」と士気を高めた。
石垣市の中山義隆市長は「下地氏は宮古のリーダーにとどまらず、離島のリーダーとして政治を支えている。国からの予算獲得など知事ができないことをやってきた。最後の最後まで一票一票を積み重ね、先をつくる大事な選挙で大勝利しよう」と呼び掛けた。
最後は全員で「ガンバロー三唱」を行い、下地氏の当選に向けて気持ちを一つにした。