下地、狩俣氏が当選/市議補欠選
保・革で議席分け合う
市議会議員の欠員2を補充する補欠選挙は17日、市内22カ所で投票され、即日開票の結果、無所属新人で会社員の下地茜氏(41)、無所属新人で会社員の狩俣勝紀氏(63)がそれぞれ当選した。保守と革新がそれぞれ1議席を分け合った。補欠選には新人4人、元職1人の計5人が立候補していた。
下地氏は、市長選に立候補した座喜味一幸氏を支持。知名度は低かったが、唯一の女性候補や若さを前面にアピールした。「命と暮らしを守る声を議会へ」「地元の視線を大切にした議会活動」などを掲げて、出身地の城辺や女性票を固めるなどして1万57票を獲得しトップ当選を果たした。
狩俣氏は「自然・人・宮古島を活(い)かす」とのキャッチフレーズを掲げ、現職市長の下地敏彦氏を支持しながら宮古地区PTA連合会会長、宮古高校PTA会長などを歴任した経験を強調。「狩俣地区から市議の誕生を」と地元を中心に呼び掛けながら5854票を獲得し、初当選を果たした。
無所属新人で会社役員の砂川和也氏(40)、無所属新人、自民推薦で会社代表の中村靖氏(46)、無所属元で自営業の友利雅巳氏(60)は及ばなかった。
下地 茜氏(しもじ・あかね)無所属・新。1979(昭和54)年生まれ。41歳。会社員。城辺保良出身。大谷大学卒。
狩俣勝紀氏(かりまた・かつのり)無所属・新。1958(昭和33)年生まれ。63歳。会社員。平良狩俣出身。宮古農林高校卒。