乗降客数は102万人/宮古空港20年まとめ
前年比77万人の大幅減
2020年(1~12月)に宮古空港を出発・到着した旅客数(乗降客数)は102万5177人で前年に比べ77万8308人減と大幅に減少したことが県宮古空港管理事務所(市空港課)のまとめで分かった。新型コロナウイルス感染症の影響で4月と5月は前年比80~90%減少。5月下旬に非常事態宣言が解除され、本土直行便が再開した6月からは「Go To トラベル(7月)」などで回復の兆しを見せたが、年間を通して大きく影響が見られた。
20年の月別旅客数は、1月が13万2893人、2月が12万6209人、3月が11万3899人と前年とほぼ同水準だったが、国の緊急事態宣言が発出された4月は2万8706人、5月は1万5684人と大きく減少したした。「Go To トラベル」が始まった7月以降は7月が9万4904人と回復の兆しを見せ、10月は10万9517人、11月は11万5233人と10万人を超えたが、感染が拡大した12月には10万人を下回った。
宮古空港では近年の観光客増加に対応するため、ターミナルビルの西棟となる搭乗待合室側の1階部分を661平方メートル、2階部分を550平方メートル、東棟となる到着口手荷物引き渡し場側の1階部分を190平方メートル、2階部分を159平方メートル増築する工事を実施し、20年7月から供用を開始した。
それにより西棟2階搭乗待合室の座席数は従来の410席から160席増えて570席となった。また東棟1階の手荷物引き渡し場では手荷物が運ばれてくるターンテーブルが従来の33・6メートルから約14メートル延伸され、対応能力が強化された。