市民目線の市政運営に決意/座喜味市長
就任式で職員に訓示
第5代市長となった座喜味一幸市長の就任式が25日、市役所で開かれた。各部課長らが多数参加して新市長の就任あいさつに聞き入った。座喜味市長は「市民と一体となって宮古のあすを開いていこう。先頭に私が立ち、粉骨砕身の働きを見せたい」と強調した。
就任あいさつで座喜味市長は「選挙戦で訴えたのは市民ファーストであり、市政刷新だ。市民本位で市民のための政治をすると訴えてきて当選した」と選挙戦を振り返った。
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当面の重要課題としてはコロナの封じ込めを挙げ、「封じ込めが経済活動の正常化につながる。市民が誇りと豊かさをどう確保するか、今は大きな転換点にある。命と暮らしを守ることを原点にしたい。皆さんの力を貸してほしい」と呼び掛けた。
職員には施策提言を求め、「大きな時代の変わり目。大胆な提言をいただければ、しっかりと受け止めていく。市長が責任を持ってそしゃくして施策を展開したい。市の発展のために一緒に頑張ってもらいたい」と奮起を促した。
市議会の山里雅彦議長は「市のかじ取り役として福祉の向上、安心安全な島づくりのために全力を尽くしていただきたい。市議会としてもコロナ禍の終息に向け、当局と共に取り組みたい。公約の実現にまい進してもらい、豊かで住みよい宮古島市のため、手腕を遺憾なく発揮してほしい」と祝辞を述べた。
就任式には係長以上の職員が集まり、新体制でのスタートに決意を新たにした。