空港閑散 島はロックダウン状態に/新型コロナ
飲食・土産品店「深刻な状況」
新型コロナウイルスの新規感染者数が3日連続で30人超となった宮古島市は事実上のロックダウン状態となり、空の玄関口である宮古空港も利用者数が大幅に減少。同空港ターミナルの土産品店では一部の店舗で臨時休業となっているほか、営業時間を短縮した店舗もある。ここ数日の空港内は閑散とする時間が増えており、今の島の現状を物語る風景が館内には広がっている。
同空港ターミナルによると、県の緊急事態宣言発出後に利用者は減り、ここ数日の島内の感染爆発を受けてからはさらに人の行き来が減って、閑散となる時間帯が大幅に増えているという。
同ターミナルが運営する土産品店は、同宣言を受けてすでに臨時休業となっているほか、運営するファストフード店も通常よりも時間を短縮しての営業となっている。
そのほか、営業を続けている民間の土産品店に話を聞くと、同宣言後に売上げが大きく減少したという。
さらに、ここ数日の島内における感染爆発後の状況については、「まだその影響はない」とする店舗がある一方で「島内で一気に感染者が増えた今週も、売上げはさらに落ち込んでいる。人の往来がかなり減っている」との声も聞かれた。
また、入居する飲食店は「かなり深刻な状況になっている。昼食時でも店内は閑散としている。宣言後も客は大きく減ったが宮古で急激に増加した後もさらに減って、客のいない時間帯が増えている。特に、地元の人をほとんど見なくなった感じがする」と話した。
感染爆発の状態が長引くことで、宮古島に対するイメージや評価の変化を危惧する声も各方面から聞かれている。