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社会・全般
新型コロナ、1月31日 宮古13人が新規陽性
高齢者施設でのクラスターは40人に
【那覇支社】県は31日、宮古島市で新たに13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1月の累計感染者は、233人に達した。宮古島市内3例目のクラスター(感染者集団)発生が確認されている高齢者施設での感染者が、同日までに40人(入所者27人、職員13人)に増加したことも明らかになった。
同日時点で、宮古島市での療養者数は177人。入院中は、宮古病院の43人(中等症43人)と民間病院の10人(中等症7人、軽症3人)。宿泊施設療養中は33人、入院調整中28人、高齢者施設等での療養26人(中等症1人、軽症など25人)、自宅療養37人。
宮古島市の直近1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は、公表日ベース、確定日ベース共に247.14人となり、県平均の約6倍、全国で最も多い東京都の5倍以上と、深刻な状態が続いている。
同日、宮古島市の新規感染者は年代別で70代と60代が各4人と最も多く、50代と20代各2人、30代1人となっている。職業別では、タクシー運転手が4人、無職3人、施設職員と会社員各1人で、残り4人は確認中。推定感染経路は、全員が調査中となっている。
タクシー運転手は全員男性で、70代1人と60代3人。県では、同じ職場か、クラスターの可能性があるかについては調査中としている。
オンラインで会見した保健医療部の糸数公保健衛生統括監は、宮古地区について「高齢者施設等で広がらないよう、検査を繰り返しながら対策を行っている。現状の新規陽性者は濃厚接触者が多く、濃厚接触者を調べ検査する作業を繰り返すことで、次第に収束していくことを期待している。比較的、追跡できている状況だと思う」と説明した。
県全体の状況については「感染が広がるような行事は無いが、施設内で高齢者の感染が増えている。決して収まっていくと言える状況ではない。病院では、中等症以上の方がかなり増えて非常に逼迫(ひっぱく)した状況。新しい感染者の抑え込みにぜひ協力していただきたい」とも語った。
同日、県関係では39人の新規陽性が判明。地域別では、宮古島市の13人が最多で、那覇市8人、浦添市と宜野湾市各4人などとなった。県内確定例の接触者と判明しているのは14人で、うち家庭内が5人、施設内と職場が各4人、調査中1人だった。
県の定める警戒レベル判断指標で、最も高い第4段階の「感染まん延期」となっているのは、新型コロナ対応の病床占有率(84・5%)、療養者数(774人)、直近1週間の新規感染者数(536人)の3指標となっている。 在沖米軍関係は、休日のため同日の報告は無かった。