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2021年2月3日(水)8:58
「帰省自粛」「静かに」/新型コロナで市
旧正、十六日祭で呼び掛け
新型コロナウイルスの感染拡大が島内で深刻な状況となっていることを受けて、市はこのほど、「旧正月」(12日)と「旧十六日祭」(27日)の過ごし方について市民に対して各種自粛を求め「静かな行事」とすることを呼び掛けている。
市では「今は人の移動や交流を制限して感染の広がりを防止すべき時」と訴えている。その上で、同居家族以外が集うことなく、会食や飲食の機会とならないようにする▽島外からの帰省は自粛する▽各家々から手を合わせて先祖をしのび、静かな行事とする-よう呼び掛けている。
宮古地区医師会の竹井太会長も、これまでの本紙の取材に「例年通りに人が集って盛大に旧正月や旧十六日祭を行うことは無理だと思う」としている。
さらに「今を生きないといけない人たちが新型コロナに感染してご先祖さまの家(天国)に入る必要はない」と訴えている。