社会・全般
2021年2月5日(金)8:59
8日から外来再開/宮古病院
2週間ぶり 市民への影響考慮
県立宮古病院は、新型コロナウイルス感染者の入院患者が急増したため1月26日から休止している一般外来を、8日から2週間ぶりに再開する。一般外来の休止はコロナ対応に看護師を振り分けていたためだが、長期間の休止は市民に与える影響が大きいと判断し、再開を決めた。
宮古病院ではコロナ対応の病床を61床確保している。病院関係者は「患者が大きく減っているという状況ではない。医師も看護師もぎりぎりの状態」としたが、「病院として外来の休止は市民に対する影響が大きい」と説明した。4日時点で島外の県立病院から3人の医師と12人の看護師が支援に入っている。
市内では1月中旬ごろから感染が急拡大し、宮古病院でPCR検査を受ける市民が急増した。構内で収まり切らず路上にも検査待ちをする車列が伸びる状況だった。現在も検査は継続しているが、1月末ごろに比較すると減少しているという。
一般外来休止期間中は電話診療を行い、医師が必要と判断した場合のみ外来で対応し、救急診療は受け入れている。