宮古病院に冷凍庫搬入/来月は徳洲会など3台
多良間村にも1台設置へ/コロナワクチン保管
新型コロナウイルス感染症のワクチンを保管する超低温冷凍庫(ディープフリーザー)が県立宮古病院に搬入された。市内では、ほかに宮古島徳洲会病院、市、地区医師会の計4台が設置される予定で、多良間村にも1台設置される。
県内に導入される冷凍庫は、医療従事者向け接種に使用するPHC社製と、主に住民向け接種に使用するEBAC社製。それぞれ23台、111台の計134台。基本的医療施設の23施設にはPHC社製が15日までに設置された。EBAC社製は3月中に各市町村に最低1台がそれぞれ設置される。国が一括購入し、全国の自治体に譲渡する。
宮古病院に搬入された冷凍庫はPHC社製で、最大8000~1万回分のワクチンを保存できるという。マイナス60~85度に設定し、米国ファイザー社製のワクチンを保存できる。
ワクチン接種は3月上旬から医療従事者等、4月上旬から65歳以上の高齢者を対象に始まる見通し。医療従事者等に該当するのは多良間村含め約1600人。陽性者と接触する可能性がある市職員、救急隊員、海上保安庁、自衛隊職員なども含まれる。高齢者は多良間村含め約1万4500人が見込まれている。
ワクチン接種は任意で、費用は国の負担で行われる。