確定申告がスタート/宮古島税務署
コロナ対策で入場制限
所得税などの2020年分の確定申告が16日から全国一斉に始まり、県内5会場でも新型コロナウイルス感染防止対策を取りながら始まった。このうち宮古島税務署でも感染防止対策で会場への入場を制限し、「3密」を回避しながらの申告受付となっている。また税務署では自宅からパソコンでできる「e-Tax(イー・タックス)」の利用を推奨。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の延長を受け、確定申告期限・納付期限が例年より1カ月長く、4月15日に延長されている。
今年は入場に際して整理券が必要で、当日会場で受け取るか、「ラインアプリ」で事前取得する。宮古島税務署では1時間当たりの入場を10人に制限し、透明なアクリル板を設置するなど対策を講じている。
また会場への入場では検温、マスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などに協力を求めている。
宮古島税務署では期間中に国税事務所や税理士会の協力を得ながら、職員を増員して対応している。仲村渠健和総務課長は「順調にスタートしている。今年は期間が延長されているが、混雑を避けるためにも早めの申告をお願いしたい」と話した。
期限の延長は、十分な申告期間を確保することで確定申告会場の混雑回避の徹底を図る観点による。所得税、贈与税、個人事業者の消費税の申告期限は4月15日に延長。所得税の振替日は5月31日、個人事業者の消費税の振替日は5月24日に変更となった。