観光業者へ20万円給付/多良間村
コロナ対策4200万円補正/村議会臨時会
【多良間】村議会(森山実夫議長)の臨時会が18日、村議会議場で行われた。村事業持続化給付事業として村内の観光関連事業者に最大20万円を給付するための予算など総額約4205万円を追加する2020年度一般会計補正予算案と、救急車1台を1650万円で購入する財産取得の議決議案、20年度村簡易水道事業特別会計補正予算案の3議案について審議し、原案通り可決した。補正後の一般会計歳入歳出予算の総額はそれぞれ44億3444万円となった。
質疑では福嶺常夫氏が村のコロナ対策事業についてそれぞれ説明を求めた。村事業持続化給付事業として400万円計上されていることについて清村賢一観光振興課長が回答。緊急事態宣言を受けてダメージを受けている観光関連事業者に対して、「事業を支えるために1事業者当たり20万円を給付するため」と話した。給付対象は20事業者となっている。
また、観光来島者へPCR検査を実施する実証事業で228万円を計上したことについては、村内でダイビングやシュノーケリングなどを行っている観光業者へ予約した来島予定者へPCR検査キットを配送し、検査を受けて陰性である証明を持参して来島してもらうためと内容を紹介し、「村がPCR検査キットを購入する費用など」と理解を求めた。
このほか、救急車両購入事業として救急車1台を購入する財産取得の議決議案については富原安則氏が「何業者を指名し入札させたか」と質問。これに亀川竜矢総務財政課長補佐が「予定価格を設定し2業者を指名し、見積もり入札を行った。1業者が辞退したので、今回は随意契約を結んだ」と回答した。